入院中は、「まだ首が安定しておらず危ないから」と通常型の車椅子は使用していなかったそうですが、少しずつ頭部のコントロールが可能となり、体幹筋の収縮も感じられるようになってきたため、初挑戦を試みました。

通常型車椅子は、リクライニング車椅子に比べ背もたれが浅く頭部の保護機能がないため、頭部コントロールと体幹の支持性が求められます。

ベッド上背臥位でコンディショニングを行い、側臥位で体幹の筋活動向上を図りました。

端坐位で骨盤の動きを誘導した後、下肢・体幹の支持性向上を図り、車椅子へ移乗！

車椅子に座った状態で、上肢操作やお手玉投げなどの作業を行いながら、頭部コントロールと下肢・体幹の活性化を図りました。

病気になられてからは、リクライニング車椅子しか座ったことがなかったようで、見学に来られていたご家族もとても嬉しそうな表情で「すごいね！座れるようになったね！」と仰っていました。

これからも、一緒にしっかりリハビリ頑張りましょう！